バンコク都知事選、候補者が固まり選挙戦入り

(タイ)

バンコク発

2022年04月13日

タイのバンコク都知事選挙のスケジュールについて選挙管理委員会が公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。立候補の受け付けは3月31日から4月4日まで、投票日を5月22日とし、結果は即日開票される。上記スケジュールにより、バンコク都選挙管理委員会は4日、立候補受け付けを締め切り、4月4日時点の受付状況を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同委員会によると、候補者は男性25人、女性6人の合計31人(最年少は43歳、最年長は75歳)となった。

また、バンコク都議会議員選挙も知事選と同日に実施される。都議会議員の立候補受け付けも締め切られ、バンコク都50区に382人が立候補を届け出た。都議会議員定数は50(1区当たり定数1)。選挙管理委員会が今後、正式な候補者リストを公表する。各候補者は既に選挙運動を開始しており、街頭演説はもちろん、ウェブサイトやソーシャルメディア、YouTube、その他のデジタル技術も併用しつつ、選挙運動を実施している。

国立開発行政研究院(NIDA)の世論調査センター「ニダ・ポール」は4月5日から7日にかけて、バンコク都知事選に関する世論調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(無作為のサンプル1,362人に電話で調査)を実施、10日にその結果を公表した。どの候補者に投票するかとの質問に対して、「無所属のチャッチャート・シッティパン元運輸相」が38.8%で1位となった。理由は、賢く有能で先見の明がある、判断力がある、などが多かった。「誰に投票するか決めていない」が26.6%で2位、「アサウィン・クワウムアン前バンコク都知事」が10.1%で3位だった。前バンコク都知事としての豊富な経験を投票理由に挙げる有権者が多かった。

写真 街頭に並ぶ候補者の看板(ジェトロ撮影)

街頭に並ぶ候補者の看板(ジェトロ撮影)

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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