韓国政府、中国産感光性写真用プレートのAD税賦課を最終判定

韓国産業通商資源部は4月14日、貿易委員会を開催し、中国産のダブルレイヤー印刷製版用平面状写真プレートに対するアンチダンピング（AD）調査の結果、以下のとおり、AD税賦課を最終決定した。今後、この決定を企画財政部長官に通知し、関税法に基づいて最終決定した場合、輸出者別に今後5年間、3.60～7.61％のAD税が賦課される。

（1）申請者：チェイル・シー・アンド・ピー（2021年3月4日申請受理）

（2）調査対象品目：ダブルレイヤー印刷製版用平面状写真プレート（Presensitized Aluminum Plate with Double-layered Coating for Offset Printing、注）

（3）分類（HSK）：3701.30.9100〔基本税率：8％、韓中FTA（自由貿易協定）特恵税率：0％〕

（4）AD税賦課水準

1. Jiangsu Lecai Printing Materialおよび同社の製品を輸出する企業：4.10％
2. Kodak（China）Graphic Communications Companyとその関係会社、または当該企業の製品を輸出する企業：3.60％
3. Chongqing Huafeng Dijet Printing Materialとその関連企業Huafeng PM（Chongqing Huafeng Printing Material）、または当該企業の製品を輸出する企業：7.61％
4. その他の供給企業：4.87％

（注）アルミニウム板の表面を研磨し、酸化膜を形成した後、表面に感光材を2度塗布した感光性印刷用の板で、各辺の長さが255ミリを超え、感光面が2層になっているもの。

（当間正明）