大統領選世論調査、決選投票については左派候補と中道右派候補が接戦

(コロンビア)

ボゴタ発

2022年04月07日

調査会社セントロ・ナシオナル・デ・コンスルトリアは、3月28~31日に実施したコロンビア大統領選挙の世論調査結果を公表した。

「大統領選が次の日曜日だったら誰に投票するか」との質問では、急進左派のグスタボ・ペトロ氏が36.5%でトップとなり、中道右派のフェデリコ・グティエレス氏(24.5%)に12ポイントの差をつけた。それ以外の候補では、無所属のロドルフォ・エルナンデス氏が10.0%、中道左派のセルヒオ・ファハルド氏が8.4%、元上院議員のイングリッド・ベタンクール氏が1.5%という結果になった。ペトロ氏は前回調査時より4.4ポイント増、グティエレス氏は1.3ポイント増と、両者とも支持を拡大した。一方、エルナンデス氏(0.2ポイント減)、ファハルド氏(1.3ポイント減)、ベタンクール氏(1.1ポイント減)らへの支持は後退した。

「決選投票にペトロ氏とグティエレス氏が残った場合どちらに投票するか」との質問では、ペトロ氏が43.1%、グティエレス氏が40.1%と接戦になっている。コロンビアでは、いずれの候補者も過半数の票を獲得できなかった場合、上位2人による決選投票が行われる。

5月25日の大統領選まで1カ月余りとなり、今後、支持率トップのペトロ氏に対抗すべく、右派・中道票を特定候補に集中させるような動きがでてくるか注目される。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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