電力不足が続くミャンマー、企業にも影響

(ミャンマー)

アジア大洋州課

2022年03月23日

2022年に入り、ミャンマーでは例年にも増して電力が不足している状況にある。ヤンゴン北部の工業団地に入居する日系企業の話によると、2月中旬ごろから停電がひどくなり、3月中旬には1日5~6時間しか電気がこない日が数日続いて、自家発電機をほぼフル稼働させる必要があったとのこと。

電力不足の背景には、複数の要因がある。電力・エネルギー省は1月初旬、燃料価格高騰によるガス火力発電所の一部稼働停止、送電塔の破壊、乾季にともなう水力発電所の発電量低下などを理由に電力不足が生じる見込み、と国営紙を通じて発表した。また、3月12日から18日にかけては、天然ガスの海底パイプライン接続工事により24時間の停電となるエリアが出ると発表し、前述の日系企業含め実際に多くの企業や一般家庭に影響が出た。なお、同日系企業によると、節電の対策は講じたものの、ロシアのウクライナ侵攻による原油高、政変にともなう通貨チャット安の影響も受け、2月の燃料代は通常月の3倍程度になったという。

ただし、パイプラインの工事期間終了後の3月19日以降は、多少の改善もみられる。前述の工業団地入居企業は、団地運営会社から、午前9時から午後5時までは電力供給を行う旨の通知を受け取った。現在のところ計画どおり電力が供給されており、午前9時から午後5時の間はほぼ停電しない状況になったようだ。ただ、一般家庭に対する日中の計画停電は続いており、慢性的な電力不足は続いている。電力不足の根本的な原因が改善されることが望まれる。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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