新型コロナ対策の入国に関する運用を変更

(タイ)

バンコク発

2022年03月03日

タイ政府は2月26日、新型コロナウイルス対策に伴う入国制度(2022年1月31日記事参照)の運用変更について公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同日の官報で公示、3月1日から発効した。変更の理由として、新型コロナのオミクロン型変異株は感染者を重症化させないためとした。下記の変更点以外については、従来の措置を引き続き継続する。

主なポイントは以下のとおり。

1.テスト・アンド・ゴー制度(ワクチン接種済み外国人の隔離免除入国):新規の入国申請受け付けを継続する。条件は以下のとおり。

(1)入国申請時、入国1日目の宿泊施設の予約証明書、1回分のPCR検査費用、抗原検査キット(ATK)の支払い証明書を提示。申請時、2万ドル以上の医療保険の確認書を提示。

(2)入国1日目にPCR検査を実施。検査結果が判明するまで、上記宿泊施設にとどまる。

(3)上記のPCR検査結果が陰性の場合も、入国後5~6日目にATKによる自己検査を実施。または、感染したと思われる症状が確認(自覚症状など)された場合も、その時点でATKによる自己検査を実施、当局が指定するアプリまたはシステムで報告する。

2.サンドボックス制度: プーケット県、クラビ県などの一部指定地域のみで、新規の入国申請受け付けを継続する。条件は以下のとおり。

(1)入国申請時、入国後7日間以上の宿泊施設の予約証明書、1回分のPCR検査費用、ATKの支払い証明書を提示。申請時、2万ドル以上の医療保険の確認書を提示。

(2)入国1日目にPCR検査を実施。検査結果が判明するまで、上記宿泊施設にとどまる。

(3)上記のPCR検査結果が陰性の場合、サンドボックス・エリア内での行動が可能となる。その後、入国後5~6日目にもATKによる自己検査を実施。または、感染したと思われる症状が確認(自覚症状など)された場合も、その時点でATKによる自己検査を実施。当局が指定するアプリまたはシステムで検査結果を報告する。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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