ビジネス関係者の入国申請手続きを明確化

(ラオス)

ビエンチャン発

2022年03月14日

ラオス外務省は3月3日付で、新型コロナ禍の出入国申請手順に関するガイドライン(No.2018/MOFA.TFC)を公表した。これに先立ち、ラオス政府は3月1日、首相府令(No.258/PMO)を発布、出入国にかかる規制を緩和した(2022年3月7日記事参照)。本ガイドラインは、同首相府令に従い、ラオス入国時の手続き詳細などを規定したもの。

ビジネス関係者の入国申請プロセスは、以下のように規定された。

1.ビジネスパーソン、技術者、労働者などで、有効なマルチプル・ビザ(数次ビザ)と滞在許可証を保有する場合:

(1)専用ウェブサイト「Lao Green Pass外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で申請し、QRコードを取得。

(2)所定の書類をそろえて外務省領事局に提出(ガイドライン1.4項)。

2.ビジネスパーソン、技術者、労働者で、有効なマルチプル・ビザと滞在許可証を保有していない場合:

(1)労働社会福祉省で外国人労働者枠を取得。その上で、県・都労働社会福祉局で、外国人労働者入国許可を取得。

(2)同時に、専用ウェブサイト「Lao Green Pass外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で申請し、QRコードを取得した後、所定の書類をそろえて外務省領事局に提出(ガイドライン1.5.B項)。

3.投資調査や契約、覚書(MOU)締結のため、国外から投資家を招聘(しょうへい)する場合:

(1)計画投資省投資促進局もしくは県・都計画投資局から、(公安省を経由して)外務省領事局宛ての入国ビザ申請レターを取得。

(2)所定の書類をそろえて外務省領事局に提出(ガイドライン1.5.A項)。

なお、ジェトロが外務省領事局に確認したところ(3月9日時点)、既にビジネス関係者を対象に、「Lao Green Pass外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」での入国申請受け付けを開始したとの回答を得た。また同ウェブサイトでは、ユーザーガイドも公表されている。

(山田健一郎)

(ラオス)

ビジネス短信 d7c01589b238f116