2021年の対外投資、前年比32.8％増の759億ドルで過去最高を更新

韓国企画財政部は3月23日、2021年の海外直接投資動向を発表した。対外直接投資額は758億7,000万ドルと、前年の571億3,000万ドルに比べ32.8％増加し、過去最高を更新した（添付資料表1参照）。対外直接投資額から投資回収額（注）を差し引いた純投資額は584億2,000万ドルと、前年の422億9,000万ドルから38.1％増加し、過去最高を記録した。同部は「新型コロナウイルスワクチンの普及などに伴うパンデミックへの懸念の減退を背景に、2021年第2四半期（4～6月）から対外直接投資が増加した」と分析した。

業種別では、金融業・保険業が最も多く、製造業、不動産業、情報通信業、卸小売業の順となった（添付資料表2参照）。国・地域別では、米国が最も多く、ケイマン諸島、中国、ルクセンブルク、カナダが続いた（添付資料「表3 2021年の国別上位5カ国・地域（総投資額）」、「表4 2021年の地域別動向（総投資額）」参照）。

（注）売却や清算などによる対外直接投資の回収。

（当間正明）