1月の自動車生産台数、前年同月比2.5%増

(タイ)

バンコク発

2022年03月04日

タイ工業連盟(FTI)は2月24日、2022年1月の自動車生産台数が前年同月比2.5%増の15万1,747台だったと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(添付資料表参照)。前月比では1.7%減少した。全体の49.2%を占める国内販売向けが前年同月比で19.9%増の7万4,708台、50.8%を占める輸出向けが10.2%減の7万7,039台だった。部門別では、乗用車が15.6%減の4万5,235台、ピックアップトラックなどの商用車が12.7%減の10万6,512台となった。

1月の国内販売台数は、前年同月比25.8%増の6万9,455台だったが、前月比では19.4%減少した。3月末から開催が予定されている「バンコク国際モーターショー」の影響を受け、第1四半期(1~3月)の国内販売は前年同期比で増加する見込み。

半導体不足によって輸出向けの乗用車生産が前年同月比58.2%減少したため、1月の輸出台数は同5.8%減の6万9,833台だった。前月比でも31.1%減少した。完成車の輸出額は3.2%増の約428億バーツ(約1,541億円、1バーツ=約3.6円)となり、完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は6.6%増の約660億バーツだった。

(高谷浩一、トンワニッチャノッパクン・ニチャーパッタラ)

(タイ)

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