アイルランド、新型コロナ対応の水際対策を終了
(アイルランド)
ロンドン発
2022年03月09日
アイルランド政府は3月5日、アイルランドへの渡航者に対する新型コロナウイルス関連の水際対策の終了を発表した。国際的にワクチン接種率が高まっており変異株オミクロンに関する情報が広まっていること、すでに多くのEU諸国で新型コロナウイルス関連の水際対策の規制緩和が進んでいることを受けた判断。さらに、ウクライナやその周辺国からの渡航の障壁を下げることも目的としている。今回の発表により、3月6日以降、同国入国前の入力が義務付けられていた乗客追跡フォーム(Passenger Locator Form)の入力と、証明書(ワクチン接種証明書、回復証明書、陰性証明書)の提示が不要となった。
また、アイルランド政府は2月22日、2月28日から同国内のマスク着用義務を解除することを発表した。一方で、政府は、公共交通機関でのマスク着用は推奨し、引き続き、新型コロナウイルス感染症の症状がある場合や陽性と診断された場合は隔離を行い、ブースター接種も完了するように呼び掛けている。
(島村英莉、尾関康之)
(アイルランド)
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