スマート工業団地が着工、デンマークのレゴが進出予定

(ベトナム、シンガポール、デンマーク)

ホーチミン発

2022年03月29日

ベトナム南部ビンズオン省で3月19日、ベトナム・シンガポール工業団地3(VSIP3)の着工式が行われた。着工式には、ファム・ミン・チン首相、ビンズオン省ボー・バン・ミン人民委員長らが出席した。同日付の政府公報などが伝えた。

VSIP3はスマート技術を取り入れ、持続可能な開発を目指すことが特徴だ。工業団地内のエネルギー・水・廃棄物の利用や交通・セキュリティをリアルタイムかつ遠隔で監視・分析・最適化するシステムを導入する。また、第1期の開発(100ヘクタール)については、シンガポール建設庁(BCA)の認証制度であるグリーンマークの取得基準を満たす。

さらに、総面積1,000ヘクタールの敷地内には、太陽光発電所(50ヘクタール)が設置される。電力は工業団地の入居企業へ供給され、デンマークの玩具大手レゴが顧客第1号となる予定だ。着工式では、同社に対して投資登録証明書(IRC)が交付された。同社は、太陽光発電所および屋根置き太陽光パネルを活用し、カーボンニュートラル工場(44ヘクタール、投資額は10億ドル)を建設する予定だ(2022年3月7日付地域・分析レポート参照)。VSIP3には、国内外の30以上の企業が進出に関心を示している。

チン首相は「VSIPでは、グローバルサプライチェーンに大きく関与し、第4次産業革命の成果を活用するような案件を優先すべきだ」「ビンズオン省はグリーン、スマート、持続可能で誰一人として取り残さない包括的な開発を目指すべきだ」と述べた。

シンガポールのセムコープ・ベロップメント(シンガポール政府系投資会社テマセクの系列企業であるセムコープ・インダストリーズの子会社)は、ビンズオン省人民委員会傘下のデベロッパーであるベカメックスIDCとのジョイントベンチャーで、VSIPブランドの工業団地を開発しており、VSIP3はビンズオン省では3番目、ベトナムでは11番目の案件となる。

写真 起工式の様子(ジェトロ撮影)

起工式の様子(ジェトロ撮影)

(比良井慎司)

(ベトナム、シンガポール、デンマーク)

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