米国移民局、2022年度H-1B就労ビザ申請件数が上限到達と発表

(米国)

ニューヨーク発

2022年03月02日

米国移民局(USCIS)は2月28日、2022年度(2021年10月~2022年9月)のH-1B就労ビザ申請に関して、法律で定めた年間発給数の学士号枠(regular cap)上限6万5,000件と修士号枠(master’s cap)の上限2万件に達する十分な数の申請を受理したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

上限枠外での申請が許可されている申請者に関しては、引き続き申請を受け付けている。前回の申請で枠内に収まり、現在も枠内番号を保持している労働者の申請も、2022年度は枠外での申請を許可する。その他、(1)既存のH-1Bビザ労働者の米国滞在期間の延長届、(2)既存のH-1Bビザ労働者の雇用条件変更届、(3)既存のH-1Bビザ労働者の雇用主変更許可届、(4)既存のH-1Bビザ労働者に対する他のH-1Bポジションでの副業許可届に関しても、引き続き受理する。

なお、2023年度の申請登録の受け付けは3月1日に開始された(2022年2月1日記事参照)。移民局はH-1Bビザの申請者に対し、同局のニュースレターに購読登録外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますすることを勧めている。

(吉田奈津絵)

(米国)

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