2022年第1回茶の関税割当結果を発表

(タイ)

バンコク発

2022年03月09日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は2022年1月21日、WTO農業協定による関税割当制度に基づく2022年第1回茶の関税割当結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公表した(日本語仮訳は添付資料参照)。タイでは茶は貿易管理品目となっており、WTO協定の下、関税割当枠内の一定の輸入数量に限って30%の低い関税率を適用し、当該数量を超える分については90%の関税率となる。

2022年の茶の第1回割当については、2021年12月1日から16日まで申請を受け付け(2021年11月21日記事参照)、割当量625トンに対し、3万4,300トンを超える申請があった。関連の商務省規程外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます日本語仮訳PDFファイル(226KB))に従い、輸入実績があるグループの20社に437.5トン、輸入実績があるか、もしくはない法人で構成する一般グループの161社に187.5トンを割り当てる結果となった。割り当てを受けた者は結果に従い、2022年12月31日までに輸入を完了しなければならない。

割り当てを受けた者が割当量または返還申告した後の残量のうち95%以上の割当量を使用しなかった場合には、翌年の割当量計算の際に考慮され、割当量が差し引かれる。割当量を使用せず返還申告もしなかった場合は、翌年の割り当てから除外される。

(ウォンパタラクン・ヤーダー、谷口裕基)

(タイ)

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