2021年の総人口は8,468万人、失業率は12.0%

(トルコ)

イスタンブール発

2022年03月28日

トルコ統計機構(TUIK)の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(3月23日)によると、2021年の労働力人口は、前年比198万1,000人増の3,271万6,000人となった。失業率も、前年の13.1%から12.0%にわずかながらも改善した(添付資料表1参照)。

居住地登録を基に作成した人口統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(2月4日発表)によると、2021年末の総人口は8,468万273人だった。2021年の人口増加率は12.7%、2020年の低迷(46万人増)から、107万人増と再び年間約100万人増のペースに戻った。

国内最大の経済都市であるイスタンブールの人口も、新型コロナ禍での行動・移動制限が終わり、国内移動が再開したこともあり、1,584万人と前年から38万人の増加となった(添付資料表2参照)。東部や黒海沿岸部などの低開発地域ではマイナスとなった。

人口構成をみると、中央年齢は33.1歳で、なお若年層が厚い(添付資料図参照)。しかし、高齢化が少しずつ進んでおり、2040年を境に65歳以上の人口の伸びが15歳以下の人口の伸びを上回ると予測外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますされている。15歳以上の生産年齢人口(総人口の75.2%)は113万人増と前年並み、労働力人口は6.4%増と前年の5.1%減から回復した。失業率は12.0%と、前年の13.1%からはわずかに改善したが、雇用環境の改善には至っていない。

人口比率は男性が50.1%(年齢中位層:32.4歳)、女性人口が49.9%(33.8歳)と均衡しているが、労働力参加率は男性70.3%に対して、女性が32.8%とアンバランスな状況にある。

トルコでは都市化が急速に進んでおり、統計上は人口の9割以上が都市部に居住している。その背景として、南東部などの後発地域の若年層が雇用機会を求めて、イスタンブール、アンカラ、イズミル、ブルサ、アンタルヤといった西部大都市へ移動していることがある。これは難民問題とともに、地域格差の拡大につながるトルコの社会問題となっている。

人口密度(全国平均1平方キロ当たり110人)に関しても、イスタンブールが3,049人と最も高く、次いで、トルコ最大の工業地域を擁するコジャエリが563人、イズミルが368人と続く。

(中島敏博)

(トルコ)

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