新型コロナ対策の入国制限措置を完全撤廃

(ハンガリー)

ブダペスト発

2022年03月08日

ハンガリー政府は3月4日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関連する措置の廃止に関する「政令77/2022(III/4)」を公布し、7日に施行した。これにより、国内の行動規制(マスク着用義務や企業による従業員へのワクチン接種義務付けなど)を解除したが(2022年3月7日記事参照)、同政令により、感染警戒期間中の渡航制限に関する「政令408/2020(VIII/30)」(2020年9月1日記事参照)も併せて廃止した。

同政令の廃止により、3月7日以降、ハンガリーへの入国ではワクチン接種証明書などの提示や、入国前のPCR検査の実施(陰性証明の提示)が撤廃された。

一方、ハンガリー国内の行動制限で唯一残っているのは、医療機関の入院患者見舞い訪問の禁止扱いだが、これについても7日以降、新型コロナウイルス感染による入院患者以外については、1回当たり最大2人までの訪問が可能になるなど、緩和された。

(バラジ・ラウラ)

(ハンガリー)

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