タミル・ナドゥ州で家具専用工業団地の開発始まる

(インド)

チェンナイ発

2022年03月17日

インド南部のタミル・ナドゥ(TN)州は3月7日、TN州南部トゥートゥクディ県(注1)の家具専用工業団地の定礎式を行い、入居予定企業8社と覚書を締結した。加えて、TN州南部に工場設置予定の25社(いずれも家具以外)とも覚書を締結した。締結した覚書は合計33となり、投資規模は約476億ルピー(約762億円、1ルピー=約1.6円)、雇用規模は約1万7,500人となる。このうち家具専用工業団地では、投資規模が284億5,000万ルピー、雇用規模が1万1,450人の見通し。M・K・スターリン州首相が2021年5月に就任して以来、4回目の覚書締結式となった(2021年12月2日記事参照)。

家具に関する覚書のうち、主なものは以下のとおり(法人名:投資規模、雇用規模)。

  • ニュー・センチュリー・ソファ・インディア:60億ルピー、4,000人
  • ヘティック・インディア:75億ルピー、700人
  • ビカス・エクスポーツ:32億ルピー、3,000人

家具以外の覚書のうち、主なものは以下のとおり(法人名:投資規模、雇用規模、事業内容、工場設置予定場所)。

  • フィッシン・インディア:30億ルピー、2,200人、水産食品加工、ティルネルベリ県
  • ラジャパラヤム・ミルズ:62億ルピー、485人、テキスタイル、ビルドゥナガル県

新設される家具専用工業団地は、総面積1,156エーカー(約4.7平方キロ、1エーカー=約4,047平方メートル)となる予定で、インド主要港の1つのVOC港(注2)から13キロのところに位置し、輸出に適している。TN州政府は、同団地が5年以内に150億ルピー以上の投資と11万人以上の雇用をもたらすと見込んでいる。

M・K・スターリン州首相は「TN州全ての県が産業発展するのを目にするだろう。この工業団地は、ただの始まりにすぎない」と述べ、今後、州内の他県にも工業団地を設置するとしている(「ザ・ヒンドゥー」紙3月8日)。

(注1)TN州は38の県(District)で構成される。

(注2)V.O. チダンバラナル港の略。TN州トゥートゥクディ県に所在し、インド主要港の1つとされる。

(浜崎翔太)

(インド)

ビジネス短信 40be840bbd634f85