2021年の貿易額、輸出入ともに前年比2桁増

(コロンビア)

ボゴタ発

2022年03月04日

コロンビア国家統計局(DANE)は1月31日に2021年の輸出統計、2月14日に同輸入統計を発表した。それによると、2021年の貿易(通関ベース)は、輸出が前年比32.7%増の412億2,400万ドル、輸入は40.5%増の611億100万ドルだった(添付資料表1参照)。貿易収支は198億7,700万ドルの赤字で、赤字幅は前年から74億4,400万ドル拡大した。貿易額を2019年と比較すると、輸出が4.4%増、輸入が15.9%増と、いずれも新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を上回った。

輸出の55%を占める伝統産品は226億2,094万ドルで、前年比43.1%増加した。伝統産品を品目別にみると、石油・同派生品では、輸出量は13.0%減少したものの、資源価格高騰により金額は52.8%増、石炭も輸出量は16.2%減だが、金額は35.7%増だった。コーヒーも輸出量は1.2%減だったが、輸出額は26.4%の増加となった。コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)によると、コロンビア産コーヒー豆の国際取引価格は2021年平均で1ポンド当たり約2ドルと、前年比30.0%上昇した。

主要国・地域別では、最大の仕向け先の米国が109億6,000万ドルで前年比22.8%増だった(添付資料表2参照)。米コロンビア商工会議所は「米国向け鉱物産品以外の輸出額は65億7,700万ドルで、FTA(自由貿易協定)発効後10年間で最高となった」と発表している。次いで、中国(36億1,700万ドル、31.5%増)、パナマ(24億2,600万ドル、69.8%増)、インド(20億8,200万ドル、約2.6倍)だった。インド向けは、9割を占める燃料が約2.7倍に伸びたほか、真珠・貴石が約5.4倍の大幅増となった。また、EU最大の仕向け先オランダは、主要品目の鉱物燃料・同派生品が前年比約2倍、3割を占める青果類が25.3%増となり、全体では前年比40.4%増の9億8,100万ドルとなった。

2021年の輸入は、前年比40.5%増の611億100万ドルだった。輸入全体の77%を占める工業品は40.5%増の470億8,200万ドル、14.7%を占める農林水産・食品・飲料は29.1%増の90億400万ドルとなった。品目別にみると、首位の自動車が53億8,000万ドルで40.2%増、次いで医薬品が41億1,900万ドルで53.7%増だった。

主要国・地域別では、中国が前年比42.3%増の147億9,600万ドルで、米国を抜いて最大の輸入相手国となった。録画・映像機器が29.1%増となったほか、鉄鋼が3.2倍に増加した。米国は140億7,100万ドルで33.5%増だった。主要品目の燃料、鉱油が59.7%増となり、有機化学製品も 64.4%の大幅増となった。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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