米モデルナ製新型コロナワクチンの緊急使用を承認、国内7種類目

(チリ)

サンティアゴ発

2022年02月07日

チリ公衆保健院(ISP)は2月2日、米国モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの国内緊急使用を承認した。接種対象年齢は12歳以上。これにより、チリで使用が承認された新型コロナワクチンは、米国ファイザー製、中国シノバック製、英国アストラゼネカ製、中国カンシノ製、ベルギー・ヤンセンファーマ(米国ジョンソン・エンド・ジョンソン子会社)製、ロシアの国立ガマレヤ研究所製(スプートニクV)に続き7種類目。これらのうち国内で接種が行われているのは、ファイザー製、シノバック製、アストラゼネカ製、カンシノ製の4種で、ここにモデルナ製ワクチンが加わる予定となっている。

ISPの承認に先立って、セバスティアン・ピニェラ大統領は1月24日、モデルナとの合意により200万回分の同社製ワクチンを確保したと発表した。3回に分けてチリに輸送される予定で、早ければ数カ月以内に到着予定となっている。

感染者数は過去最高を記録、ICU占有率は微増傾向に

保健省の発表によると、2月4日の新規感染者数は3万7,468人で、パンデミックが始まって以来過去最多を記録した。重症化しにくいと言われているオミクロン型変異株の感染拡大が背景にあるが、同日の集中治療室(ICU)の病床占有率は、過去2週間で最高の88.0%だった。1月22~28日の1週間のICU病床使用数の平均が414床なのに対し、直近1週間(1月29日~2月4日)の平均は479床と、15.7%増加している。感染者数の増加に比べると、ICUの病床占有率は緩やかに上昇しているが、全ての新型コロナ感染患者の病床使用数(ICUを含む)は、2週間前と比較して2.2倍に増加しており、保健省は警戒を強めている。

(岡戸美澪)

(チリ)

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