トカエフ大統領、党と行政の改革に着手

(カザフスタン)

タシケント発

2022年02月04日

カザフスタンの最大与党ヌルオタン(輝く祖国)は、1月28日に臨時党大会を開催した。全国から389人の代議員がオンライン形式で参加し、この席上、カシムジョマルト・トカエフ大統領が全会一致で党首に選出された。大会には、ヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領も参加した(大統領府公式ウェブサイト1月28日)。

トカエフ大統領はスピーチの中で、ナザルバエフ前大統領の歴史的偉業を賛辞した一方で、党の抜本的改革の必要性を訴えた。

トカエフ大統領は、党と行政の役割を明確に分ける方針を明らかにし、臨時党大会で発表した党の政治評議会新メンバーから首相、大臣、州知事を除外した(ヌルオタン党公式ウェブサイト1月28日)。

加えて同大統領は、大統領任期を連続2期とする憲法の原則は変更しないこと、大統領の権限を拡大するために法律や憲法改正を行わないことを明言している(ハバル24「トカエフ大統領独占インタビュー」1月29日)。

2月1日には長期にわたり下院議長を務めたヌルラン・ニグマトリン氏が辞職し、新議長に大統領府長官のエルラン・コシャノフ氏が就任した(注)。コシャノフ氏は、政府と協力し、政治、経済、社会改革のための立法活動を進める、と語っている(カズインフォルム2月2日)。

(注)下院議会は2月2日、ナザルバエフ前大統領が務めていた安全保障会議終身議長職などを廃止する議案を承認。これにより、前大統領の政治上の権限は喪失する(ラジオ・アザッティク2月2日)。

(増島繁延)

(カザフスタン)

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