第4波の感染者数は減少、ワクチン接種証明書の提示義務化は抗議により中止に

(ボリビア)

リマ発

2022年02月16日

ボリビア保健スポーツ省(MSyD)は2月9日のプレスリリースで、同国の新型コロナウイルスのワクチン総接種回数(注)が1,214万5,082回に達したと発表した。全国の18歳以上の接種対象者のうち、1回接種者数は580万3,195人、2回は440万8,363人、単発接種〔1回接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチン使用〕は99万4,961人に上るほか、93万8,563人の18歳以上の基礎疾患患者が3回目のブースター接種を受けたという。

MSyDが発表しているボリビアの人口(1,184万1,955人)を基に2回接種完了者とJ&J製ワクチン接種完了者を合わせた数字から算出される同国の接種完了率は45.6%となり、引き続き半数に満たない状況だ。ワクチン接種促進を目的に、政府は1月26日以降、公共施設への入場に際してワクチン接種完了証明書の提示を求める大統領令を発出したが(2022年1月12日記事参照)、ワクチン反対派による抗議活動を受けたため、ジェイソン・アウサ保健スポーツ相は国家衛生緊急事態戦略委員会で、同措置の中止を決定したと発表した。

一方で、MSyD傘下の国家保健情報システム疫学監視網(SNIS-VE)が発表した2022年第5週(2月第1週)の最新データによると、ボリビア全土の累計感染者数は87万1,749人、累計死者数は2万1,534人に上っているが、新規感染者数は減少傾向にある。地域別では、最大人口の東部サンタクルス県が累計感染者数32万6,620人(全体構成比37.5%)、累計死者数8,858人(41.1%)と、依然として最も多く、ラパス県が累計感染者数15万6,327人(17.9%)、累計死者数3,022人(14.0%)と次いでいる(添付資料表参照)。

(注)ボリビア全土におけるスプートニクV、アストラゼネカ、シノファーム、ファイザー、J&J製ワクチンの1回目から3回目、単発接種の合計。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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