トルドー・カナダ首相が新型コロナ陽性、あらためてワクチン接種を呼び掛け
(カナダ)
米州課
2022年02月01日
カナダのジャスティン・トルドー首相は1月31日、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを明らかにした。体調は良好で、公衆衛生ガイドラインに従いつつ、リモートで執務を続けるという。
トルドー首相は、子供の1人が陽性となったことを受け、前週の木曜日から隔離されている。また、3人の子供のうち、2人目も陽性になったという。同日に行われた記者会見で、トルドー首相は「私たち家族が直面している課題は珍しいことでも特別なことでもない。多くのカナダ人、そして世界中の人々がよく知っている課題だ」「この機会にワクチン接種を受けるようカナダ国民に呼び掛けたい」と述べた(CTVニュース1月31日)。なお、トルドー首相は1月4日にワクチンのブースター接種を完了している。
連邦政府は1月15日から、米国とカナダの国境を超えるトラック運転手にワクチン接種を義務付けたが、これを受け、カナダの首都オタワでは1月28日から制限の撤廃を求める数千人規模の抗議デモが行われている。トルドー首相は、この抗議デモについても会見で取り上げ、「この数日間、カナダ国民は首都で抗議する一部の人々が見せた行動に衝撃を受け、率直に言って嫌悪感を抱いた」と述べ、強く非難した(「グローブ・アンド・メール」紙1月31日)。
(大塚真子)
(カナダ)
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