ドバイで食品総合見本市「ガルフード2022」が開催

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2022年02月25日

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国において2月13~17日、中東最大級の食品総合見本市「ガルフード2022」が開催され、ジェトロはジャパンパビリオンを設置した。2021年は新型コロナウイルス感染拡大による影響のため、参加企業は日本からオンラインによる商談を中心に実施したが、2022年は従来どおりの対面による商談を行った。パンデミックによる各国の出入国規制が続く中で、調味料、水産加工品、菓子などの販売会社を中心に21社が出展し、うち10社は日本から赴いての出展だった。

今回のガルフードは、前年に比べて入場者が多く、各展示ホールを結ぶ通路は2020年と同様の混雑だった。そのような中、中東での日本食ブームによる追い風もあり(2021年12月15日付地域・分析レポート参照)、ジャパンパビリオンでは活気のある商談が行われた。各ブースともに中東市場を見込んだ商品を展示しており、一様に人が集まっていたが、特に調味料への関心が高かったようだ。出展者からはサウジアラビアやインドなど、UAE以外からのバイヤーとの商談が多かったとの話が聞かれた。

ジェトロはジャパンパビリオンの設置に関して、出展者が安全に参加できるよう、試飲・試食に係る包装容器による衛生面の確保、商談スペースの消毒対策などを行った。また、新型コロナウイルス感染症状が来場者に生じた場合の対策についての周知も徹底した。その結果、開催期間中に新型コロナウイルス感染者は確認されなかった。

写真 ジャパンパビリオン内の風景(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン内の風景(ジェトロ撮影)

写真 各展示ホールを結ぶ通路の様子(ジェトロ撮影)

各展示ホールを結ぶ通路の様子(ジェトロ撮影)

写真 会場近くのMETRO駅構内の様子(ジェトロ撮影)

会場近くのMETRO駅構内の様子(ジェトロ撮影)

(反町俊哉)

(アラブ首長国連邦)

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