米FDA、18歳以上対象に新型コロナのモデルナ製ワクチン正式承認

(米国)

ニューヨーク発

2022年02月02日

米国食品医薬品局(FDA)は1月31日、モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの18歳以上への使用を正式に承認すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同ウイルス用のワクチンの正式承認はファイザー・ビオンテック製に続き2種類目となる(2021年8月24日記事参照)。モデルナ製については、これまで緊急使用を許可していたが、今後は「スパイクバックス(Spikevax)」の商品名で2回目までの接種が正式承認の対象となる。3回目の追加接種(ブースター接種)に関しては、緊急使用許可の下で認められる。いずれの場合も、対象年齢は18歳以上ということに変わりはない。

ジャネット・ウッドコックFDA長官代行は「モデルナ製ワクチンは既に緊急使用許可の下で何度も接種されたが、今回の正式承認は、(まだワクチン接種を受けていない)人々のワクチン接種に対する自信を膨らませるだろう」と述べた。

ファイザー、6カ月以上5歳未満の子供へのワクチン緊急使用許可申請へ

ファイザー・ビオンテックは2月1日、FDAに対し、同社製ワクチンの緊急使用許可の対象年齢に6カ月以上5歳未満の子供を加えるよう申請したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。この年齢層は3回接種で完了とする予定で、今回の申請は3回中2回目までの分となっている。2回目の接種から少なくとも8週間の間隔を空けて受ける3回目に関しては、数カ月後にデータが整い次第、FDAに緊急使用許可を申請するとした。

(吉田奈津絵)

(米国)

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