ロシア南部の空港とアゾフ海の海上輸送を閉鎖

(ロシア、ウクライナ)

モスクワ発

2022年02月25日

ロシア連邦航空輸送庁は2月24日、ウクライナ情勢の悪化を理由にロシア南部に位置する11の空港を発着するフライトを一時的に制限すると発表した。同日の午前3時45分(モスクワ時間)から3月2日の午前3時45分(同)までの措置。

制限の対象となる空港は、ロストフ・ナ・ドヌ国際空港、クラスノダール国際空港、アナパ国際空港、ゲレンジク空港、エリスタ空港、スタブロポリ国際空港、ベルゴロド国際空港、ブリャンスク国際空港、クルスク国際空港、ボロネジ国際空港など。これらの空港では全てのフライトがキャンセルされたほか、制限対象外のボルゴグラード空港発着のフライトもキャンセルされた(「インターファクス通信」2月24日)。

日本からの発着便では、ウクライナ情勢を考慮し日本航空が24日の羽田発モスクワ行き、25日のモスクワ発羽田行きの2便を欠航した。

連邦海上河川輸送庁は、2月24日午前4時から今後許可するまでアゾフ海の海上輸送を停止させた(「インターファクス通信」2月24日)。

ウラジーミル・プーチン大統領は同日、ロシアが国家承認した「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」(いずれも自称)の要請に応じるかたちで、特別軍事作戦を行うと発表した。

(菱川奈津子)

(ロシア、ウクライナ)

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