2021年の乗用車新規登録台数、低排出ガス車が4分の1強に

(ドイツ)

ミュンヘン発

2022年01月13日

連邦自動車局(KBA)は1月5日、2021年のドイツ国内の乗用車新規登録台数は前年比10.1%減の262万2,132台だったと発表した(同局プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。ガソリン車が28.6%減、ディーゼル車が36.0%減と大きく減少した一方、低排出ガス車〔バッテリー式電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)〕の新規登録台数は増加し、BEVは83.3%増の35万5,961台、PHEVは62.3%増の32万5,449台となった。この結果、乗用車新規登録台数の燃料別の内訳は、ガソリン車が前年の46.7%から37.1%、ディーゼル車が28.1%から20.0%と大きく減少し、反対にBEVは6.7%から13.6%、PHEVは6.9%から12.4%と急増した。

2021年のドイツ国内の乗用車新規登録台数を主要ブランド別にみると、フォルクスワーゲン(VW)は48万9,962台と前年比6.8%減少したものの、18.7%で最大のシェアを占めた。これに、メルセデス・ベンツ(前年比25.7%減、シェア8.6%)、BMW(7.7%減、8.5%)、アウディ(15.0%減、6.9%)、オペル(10.7%増、6.2%)と続いた。

ドイツ自動車産業連合会(VDA)によると、2021年の国内の乗用車生産は前年比11.7%減の310万4,600台となり、1975年以来の低水準になった(同会プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。生産台数が減少した要因として、VDAは、半導体などの部材や原材料の逼迫を挙げた。他方、ドイツ国内メーカーは、特に電動化などへの投資を継続する見込み。VDAの2021年12月28日発表によると、国内の自動車・部品メーカーは2022~2026年に蓄電技術を含む電動化、デジタル化、その他分野に総額2,200億ユーロ以上を投資するとしている(同会プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

2021年12月の乗用車新規登録台数、6カ月連続で前年同月比減

KBAによると、2021年12月の国内の乗用車新規登録台数は前年同月比26.9%減の22万7,630台となった。VDAは、部材や原材料の不足の影響による生産減が販売台数にも影響したとした。これで、乗用車新登録台数の前年同月比での減少は7月から6カ月連続となった(2021年12月8日記事参照)。

またVDAによると、2021年12月の低排出ガス車(注)の新規登録台数は、これまで最も台数が多かった2020年12月に比べて約2%減の8万1,200台にとどまった。PHEVの新規登録台数は16%減少したものの、BEVは11%の伸びをみせた。低排出ガス車のシェアは全体の35.7%を占め、これまで単月で最大だった2021年11月を超えた。

(注)VDAの統計ではBEV、PHEVに加えて燃料電池車(FCV)を含む。

(クラウディア・フェンデル)

(ドイツ)

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