ロックダウンを一部緩和するも飲食店などの閉鎖は継続
(オランダ)
アムステルダム発
2022年01月18日
オランダのマルク・ルッテ首相とエルンスト・カイパース保健・福祉・スポーツ相は1月14日、記者会見で12月19日から実施しているロックダウンの1月15日からの対応について発表した(2021年12月21日記事参照)。中等職業教育(MBO)・高等教育(HBOおよび大学)、スポーツ・文化・芸術活動を再開、小売店・美容院などは営業時間を制限した上で再開するとした一方、飲食店・美術館・映画館などの閉鎖は継続するとした。今回の発表内容は以下のとおり。
(1)教育・文化・スポーツ
- 中等職業教育、高等教育は対面学習を再開可能。
- 屋内および屋外での全てのスポーツ活動、芸術・文化活動(音楽、演劇、ダンスなど)は再開可能。ただし、観戦や鑑賞は不可。18歳以上が屋内でのスポーツ、屋内外での芸術・文化活動に参加する場合は、コロナエントリー・パス(ワクチン接種証明、24時間以内の陰性証明、回復証明)の提示が必須。
(2)小売店、人との接触を伴う業種
- 生活必需品を扱わない店舗は午後5時まで営業可能。1.5メートルの距離確保、マスクの着用、客数の制限、衛生対策が必須。
- 美容院など人と接触する職業についても午後5時まで営業可能。
(3)マスク着用
- 1.5メートルの距離を保てない場所ではマスクを着用する。
- マスクは布製、自家製ではなく使い捨てのものを推奨。
(4)自主隔離
- 1週間以上前にブースター接種を受けた人、8週間以内に新型コロナウイルスに感染した人は、濃厚接触者となった場合でも無症状であれば自主隔離は不要。
上記以外の措置は継続し、さらなる緩和については1月25日に決定するとした。
(下笠哲太郎)
(オランダ)
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