メルコスール、資本財、IT・ハイテク製品に関する対外共通関税の例外措置を延長

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)

ブエノスアイレス発

2022年01月17日

2021年12月13日付のメルコスール共同市場審議会(CMC)決議08/21号により、資本財、IT・ハイテク製品を、メルコスール対外共通関税の例外品目とする措置が2028年12月31日まで延長された。また、CMC決議12/21号に基づき、玩具など一部の品目も例外品目とする措置も2028年12月31日まで延長された。

メルコスール正式加盟国に認められている対外共通関税の例外品目詳細はCMC決議11/21号により更新されている(2022年1月7日記事参照)が、加盟各国はこれに加えて、一部の資本財とIT・ハイテク製品についてもそれぞれBK(Bienes de Capital:資本財の意)リスト、BIT(Bienes de Informática y Telecomunicaciones:IT製品の意)リストを作成して例外品目に指定している。その他、三輪車、スクーター、足踏み式自動車その他これらに類する車輪付き玩具、人形用乳母車、人形、その他の玩具、縮尺模型その他これに類する娯楽用模型およびパズルについても、例外品目としている。

アルゼンチンのBKリスト、BITリスト、玩具類の関税率は、2021年12月31日付政令910/21号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。ブラジルのリストは経済省サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(西澤裕介)

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)

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