メルコスール正式加盟国の例外品目数を更新
(メルコスール、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)
米州課
2022年01月07日
2021年12月13日付メルコスール決議11/21により、メルコスール正式加盟国の例外品目数が以下のとおり更新された。
- アルゼンチン:100品目 2028年12月31日まで
- ブラジル:100品目 2028年12月31日まで
- パラグアイ:649品目 2030年12月31日まで
- ウルグアイ:225品目 2029年12月31日まで
メルコスールでは、同協定の設立を定めたアスンシオン条約および制度的構造を規定したオウロプレト議定書により、正式加盟国各国が例外品目を設けることを認めている。各国が指定できる品目数は、メルコスール決議でその都度決定される。この度の決議11/21では、品目数の変更はなかった。
なお、例外品目は半年ごとに全体の20%を上限に入れ替えることが可能で、各国が品目を指定する。税率は対外共通関税率より引き下げることも可能だが、WTOに申告している譲許税率を超えない範囲で引き上げることも可能。ブラジルおよびアルゼンチンの2022年1月から6月までの例外品目一覧は、各国政府サイトに掲載されている。
(辻本希世)
(メルコスール、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)
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