フランスのユニコーンが急増、25社の目標を前倒しで達成

(フランス)

パリ発

2022年01月24日

フランスのスタートアップ企業で倉庫向けのロボットピッキングシステムを開発・製造するエクゾテック(ジェトロ対日投資支援企業)は1月17日、3億3,500万ドルの資金調達に成功したと発表した。エクゾテックは、フランスにおける25社目のユニコーン企業(注)となった。製造業のユニコーン企業は、エクゾテックが初めてとなる。エマニュエル・マクロン大統領は2019年に、フランスのユニコーン企業を2025年までに25社にするとの目標を掲げたが、前倒しで目標が達成された(2019年9月24日記事参照)。

マクロン大統領は同日、「これら25社のスタートアップ企業は、各社10億ドル以上の価値があり、フランス人の生活を変革し、フランス全体で数十万人の雇用を創出し、フランスの主権を築いている」と賛辞を贈った。

監査法人アーンスト・アンド・ヤングが1月16日に発表した「フランスにおける2021年のベンチャーキャピタル(VC)動向外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」によると、2021年のVCの投資案件数は前年比26%増の784件、投資額は2.15倍の116億ユーロと急増した。2021年には、リディア(個人間送金サービス)、アラン(オンライン医療保険サービス)、レジェ―(仮想通貨ハードウォレット)、ソラーレ(ブロックチェーンサッカーゲーム)、スワイル(従業員の福利厚生に特化したカード事業)、バックマーケット〔リファービッシュ(整備)品のネット通販〕、マノマノ(日曜大工用品のネット通販)、ベスティエール・コレクティブ(中古衣料品マーケットプレイス運営)、IAD(不動産仲介サービス)のほか、デンタル・モニタリング(人工知能を利用した矯正歯科治療用ソフトウエア)、コンテンツスクエア(ネットユーザーの行動分析サービス)、シフト・テクノロジー(人工知能を活用した保険金不正請求検知ソリューション)と合計12社のユニコーンが生まれた。

2022年も、スタートアップ企業のスケールアップが続くとみられる。エクゾテックに続き、経費管理ソリューションのスペンデスクが1月18日、1億ユーロの資金調達を完了し、ユニコーン企業の仲間入りを果たしたと発表した。

(注)評価額10億ドル以上の非上場企業

(山崎あき)

(フランス)

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