2021年の自動車生産と輸出はパンデミック前の水準を回復

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2022年01月14日

アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)は1月5日、2021年12月の自動車(トラック、バスを除く)の生産台数および輸出台数を発表した。

生産台数は前月比14.3%減、前年同月比32.1%増の3万9,849台、輸出台数は前月比39.7%減、前年同月比14.0%増の1万9,615台だった(添付資料「図1 自動車生産台数の推移」、「図2 自動輸出台数の推移」参照)。2021年累計では、生産台数は前年比69.0%増の43万4,753台、輸出台数は88.0%増の25万9,287台だった。輸出は、全体の約7割を占めるブラジル向けが前年比で約9割増と大幅に増加し、輸出台数の伸び全体を牽引した(添付資料表1参照)。ADEFAは、2022年の生産台数を28.3%増(55万7,788台)、輸出台数を34.3%増(34万8,222台)と見込んでいる。

2021年12月の自動車の国内販売は大幅に落ち込んだ。アルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)によると、12月の自動車国内販売(新車登録)台数(トラック・バスを含む)は、前月比38.6%減、前年同月比16.4%減の1万6,857台だった(別添資料図3参照)。それでも、新型コロナウイルス感染拡大からの反動もあり、2021年累計では前年比10.8%増の37万327台だった。ブランド別、車種別の販売台数は添付資料表2のとおりで、2021年累計では、ブランド別ではトヨタが首位、車種別ではフィアットの「クロノス」が最も売れた。

ACARAは、2021年の新車販売台数見通しを同年初時点では40万台超としていたが、世界的な半導体不足の影響で国内生産が下押しされたほか、外貨不足により輸入台数が減少したため40万台を下回った。2022年の新車販売台数見通しも40万台超だが、国内に生産拠点を持たないメーカーには厳しい1年になりそうだ。2022年1月5日付の現地紙「アンビト」(電子版)は、政府が国内に生産拠点を持たないメーカーの輸入・販売代理店に対して、2022年は輸入代金決済用外貨を割り当てないことを通告したと報じている。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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