2021年の中国乗用車販売、日本車シェアがドイツ車を10年ぶりに上回る

(中国)

上海発

2022年01月25日

中国の乗用車市場信息聯席会(CPCA)は1月17日、2021年の中国乗用車市場に関する分析報告を発表した。

報告では、各国メーカーの販売台数についても分析。日系メーカー製乗用車の販売台数は前年比1.8%減の456万871台と減少したものの、ドイツ系(同8.9%減の448万9,384台)を7万台余り上回った。中国の乗用車市場で日本車の販売台数がドイツ車を上回るのは、2011年以来10年ぶりとなる(添付資料表参照)。

2021年の中国乗用車販売台数は4年ぶりに前年比で増加に転じたが、半導体不足などの影響もあり、伸び率は前年比4.4%増にとどまった(注1)。こうした中、ドイツ車は新型コロナウイルス感染が拡大したマレーシアの半導体工場からの調達が滞るなど、半導体不足の影響を大きく受け、販売台数は10%近い減少となった一方、日本車は減少幅を抑え、ドイツ車のシェアを上回る結果となった(2021年9月9日記事参照)。

国別のシェアでは、中国系メーカー車が41.2%、日系22.6%、ドイツ系22.3%、米国系9.6%、韓国系2.7%、フランス系0.4%、その他欧州系1.2%だった。

このほか、高級とされる30万元(約540万円、1元=約18円)以上の価格帯の乗用車の販売台数は前年比14.9%増の211万3,000台と2桁の増加。乗用車販売台数全体に占める割合は10.5%で、2020年の9.5%から1.0ポイント上昇し、1割を超えた。また、高級ブランド車(注2)の販売台数は同4.9%増の265万2,000台と、割合は前年比0.1ポイント上昇して13.2%となった。

(注1)CPCAの発表する各国メーカー販売台数はセダン、多目的車(MPV)、スポーツ用多目的車(SUV)を対象とした小売り台数だが、中国自動車工業協会(CAAM)の発表する乗用車販売台数(2022年1月14日記事参照)はセダン、MPV、SUVに加え、クロスオーバー車も対象とした卸売り台数となるため、販売台数は一致しない。

(注2)CPCAレポートでは、高級車はベンツ、BMW、アウディ、キャデラック、ジャガー、ランドローバー、ボルボ、インフィニティ、アキュラ、テスラとしている。

(高橋大輔)

(中国)

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