ニューサウスウェールズ州とビクトリア州、海外からの入州制限の緩和発表

(オーストラリア)

シドニー発

2021年12月22日

オーストラリアのニューサウスウェールズ州(NSW)政府とビクトリア州(VIC)政府は12月17日、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大懸念から導入していた、海外からの入州後72時間の自己隔離義務の撤廃を発表した。21日以降は入州後24時間以内のPCR検査と結果判定までの自己隔離を必要とする措置に緩和した(注1)。

12月21日以降のNSW、VIC両州への入州制限措置の詳細は以下のとおり。

  • 出発の72時間以内に受検したPCR検査結果の陰性証明の提出。
  • 入州後24時間以内にPCR検査を受検し、陰性結果が出るまで自己隔離。
  • NSW州では入州後6日目にPCR検査を受検。VIC州では入州後5日目から7日目までに再受検。

連邦政府、日本からの入国例外措置申請なしの渡航を再開

オーストラリア連邦政府は、ワクチン接種完了者で日本からオーストラリアに渡航する日本国籍者に対しては、入国例外措置の申請なしでの渡航開始を延期(2021年12月1日記事参照)していたが、12月15日から開始すると発表した(オーストラリア連邦政府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。ただし、入州後は各州・準州政府による行動制限措置には従う必要がある(注2)。

(注1)自己隔離を必要とする緩和措置(NSW州政府)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますへのリンク。自己隔離を必要とする緩和措置(VIC州政府)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますへのリンク

(注2)各州政府の規制一覧外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(遠藤泰平)

(オーストラリア)

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