オミクロン株対応のため、「日本からの隔離なし」での渡航再開を延期

(オーストラリア)

シドニー発

2021年12月01日

オーストラリア連邦政府は11月29日に、12月1日から日本、韓国からの隔離措置なしでの入国を認める方針を発表(2021年11月25日記事参照)していたが、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株の発生を受けて、入国再開時期を12月15日まで延期すると発表した。また、日本、韓国以外の国からのビザ保有者の入国再開についても、同様に延期した(オーストラリア連邦政府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

今後、オーストラリア政府はワクチンの有効性、感染力などといったオミクロン型変異株に関する情報収集を行うとしている。

ニューサウスウェールズ州、入国者のオミクロン型変異株の感染を確認

ニューサウスウェールズ(NSW)州政府保健省は11月28日、南アフリカ共和国からの入国者2人がオミクロン型変異株に感染していたことが入国時検査によって判明したと発表していたが、翌29日、さらに2件を確認し、合計4件となったと発表した(NSW保健省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

また、ダーウィンを州都とする北部準州政府についても11月29日、南アからの入国者1人について同株への感染を確認している。

(遠藤泰平)

(オーストラリア)

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