EUの第3四半期GDP成長率は前期比2.1%、2四半期連続でプラス成長

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2021年12月13日

EU統計局(ユーロスタット)は12月7日、2021年第3四半期(7~9月)のEU27カ国とユーロ圏19カ国の実質GDP成長率(季節調整済み)を、それぞれ前期比2.1%、2.2%と発表(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した(添付資料「表1 EU27カ国の四半期別・実質GDP成長率の推移とその内訳」、「表2 EUおよび加盟国の四半期別の実質GDP成長率」参照)。EUとユーロ圏の成長率はともに、2四半期連続で2.0ポイント超のプラス成長となったものの、名目GDP総額は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年第4四半期の水準には届いていない。

EUの実質GDP成長率(前期比、以下同)を需要項目別でみると、個人消費が前期の3.7%を上回る4.0%と高い伸びを示し、GDPを2.0ポイント押し上げた。政府消費支出は、0.3%(寄与度:0.1ポイント)とわずかにプラス成長を維持した一方で、総固定資本形成は、マイナス0.6%(マイナス0.1ポイント)に転じた。輸出は1.0%と、輸入の0.7%を上回った。

EUの実質GDP成長率を国別でみると、前期比でマイナス成長を記録した加盟国はなかった(添付資料表2参照)。加盟国の中でも、オーストリア(3.8%)やフランス(3.0%)は、3.0%以上の高い成長になった。

ユーロ圏の主要4カ国では、フランス(3.0%)に続き、イタリアが2.6%、スペインが2.0%、ドイツが1.7%となった。うち、最も高い成長率だったフランスでは、新型コロナウイルス対策の移動制限措置の緩和に伴う景気の急回復を示したが、半導体不足による自動車の減産やサービス部門における人手不足、エネルギー価格の高騰などによって、第4四半期に景気減速に転じるとの見通しが示されている(2021年11月8日記事参照)。

(大中登紀子)

(EU、ユーロ圏)

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