韓国政府は317万バレル規模の備蓄石油を放出

(韓国、米国)

ソウル発

2021年12月28日

韓国の産業通商資源部は12月23日、11月23日に米国が提案した石油備蓄の放出に関し、国内企業や米国との協議を経て、317万バレル規模とすると発表した(2021年11月25日記事参照)。317万バレルは韓国の国家備蓄石油9,700万バレルの約3.3%に相当し、放出後も韓国の国内消費の103日分(注)が確保されているとしている。

放出は、2022年1月から3月にかけて順次実施する。317万バレルのうち、208万バレルについては、国内の石油元売り会社に貸与する契約で行われ、順次、貸与契約を行う予定。残りの109万バレルは、石油製品(灯油、プロパンガス)として入札し、最も高い価格で落札した企業に売却する。入札情報は韓国石油公社のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから参照可能。

(注)IEA(国際エネルギー機関)基準では106日分。

(当間正明)

(韓国、米国)

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