韓国政府、米国提案の石油備蓄放出に協調

(韓国、米国)

ソウル発

2021年11月25日

韓国外交部は11月24日、米国が提案した石油備蓄放出に協調すると発表した。その理由として、最近の原油価格の急騰に対処するための国際協調の必要性と、韓米同盟の重要性、主要国の参加有無などを総合的に考慮した結果と説明している。

石油備蓄放出の規模や時期、方法の詳細は今後具体化する予定だが、過去の国際エネルギー機関(IEA)加盟国による石油備蓄の放出時(注)と同程度の規模になる見込みとしている。なお、外交部では、国内の石油備蓄はIEA国際基準に基づいて100日分以上が確保でき、今回の放出によって非常時の石油需給に影響はないとしている。

(注)韓国政府は、2011年のリビア内戦時に備蓄量の約4%規模の346万7,000バレルを放出した。

(当間正明)

(韓国、米国)

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