サウジアラビアの2022年予算編成、2013年以来の黒字予算に

(サウジアラビア)

リヤド発

2021年12月16日

サウジアラビア政府は12月12日、2022年の国家予算PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発表した。2022年の歳入は、2021年予算編成時比23.1%増、2021年歳入実績見込みの12.4%増の1兆450億リヤル(約31兆3,500億円、1リヤル=約30円)となった。2022年の歳出は、2021年予算編成時比3.5%減、歳出実績見込み5.9%減の9,550億リヤルとなった。2015年以降、石油輸出収入の低迷から7年連続での赤字予算が続いていたが、2022年予算は900億リヤルの歳入超過で、2013年以来の黒字予算となった(添付資料表1参照)。

2022年の石油輸出収入は明らかにされていないが、同収入を含む「その他の収入」が、2021年歳入実績見込み比20.0%増の7,630億リヤルとなっており、財務省は「新型コロナ後の産業活動や運輸・交通の回復に起因する世界経済の回復が原油市場にも影響を与え、結果としてエネルギー需要の高まりにつながった」と発表している。

2022年の歳出を支出項目別にみると、最大の歳出項目は「教育」の1,850億リヤル(2021年歳出実績見込み比3.2%減)だった。これに、年金・社会保険基金への支出、国際機関への拠出などが含まれる「一般項目」の1,820億リヤル(38.7%増)、「軍事」の1,710億リヤル(10.2%減)が続く(添付資料表2参照)。

2021年のサウジアラビアの実質GDP成長率は、IMFの10月予測の2.8%に対して、財務省は非石油部門の成長が4.8%増と牽引し、全体として2.9%成長を見込んでいる。2022年の成長率に関しても、IMF予測の4.8%に対して、財務省は7.4%の成長を予測している。

(柴田美穂)

(サウジアラビア)

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