新型コロナ・オミクロン型変異株への対応で入国規制を厳格化

(マレーシア)

クアラルンプール発

2021年12月09日

マレーシア政府は12月8日から、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株への対策として入国規制を強化した(保健省フェイスブック外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。規制の対象となるのは、以下のカテゴリーに該当する入国者。

1.「ワクチン・トラベル・レーン」(2021年11月26日記事参照)を使用したシンガポールからの入国者(空路、陸路とも)

2.ランカウイ国際観光バブル(注)の下で、ランカウイ島に到着する入国者

3.マレーシア投資開発庁(MIDA)管轄のワンストップセンター(OSC)を通じて入国する短期出張者

4.アフリカ8カ国(南アフリカ共和国、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエ、マラウイ)からの入国者

5.オミクロン型変異株の感染拡大が報告されている国(英国、米国、オーストラリア、フランス、ノルウェー)からの入国者

上記のうち、カテゴリー1~3の入国者については、従来は出国前72時間以内としていたPCR検査を48時間以内に行うよう義務付けた。また、マレーシア入国後は、到着時のPCR検査に加えて、2、4、6日目に自己検査キットでの検査を、3日目と5日目には専門家による抗原検査を課した。隔離をする必要はないものの、到着してから6日間は毎日検査を行い、その結果を政府の新型コロナ対策アプリMySejahtera(マイセジャテラ)を通じて報告する必要がある。

カテゴリー4では、マレーシア国民と長期滞在パスを持つ外国人のみが入国を許可される。出国前48時間以内のPCR検査に加え、隔離期間中は電子追跡デバイスを装着する必要がある。また、ワクチン接種の有無にかかわらず14日間の隔離が必要だ。

カテゴリー5の5カ国からの入国者は、国籍にかかわらずカテゴリー4と同様の検査や追跡を必須とするが、ワクチン接種の有無に応じて異なる隔離期間を適用する。ワクチン接種を完了済みであれば7日間、未完了ならば10日間。

上記カテゴリー以外については、従来の運用を継続するため、例えば、長期滞在パスを持つ日本人駐在員が日本からマレーシアに入る場合には、ワクチン接種済みであれば、出国前72時間以内のPCR検査と7日間の隔離(自宅がある場合は自宅隔離も可)を経て入国が可能だ(2021年10月19日記事参照)。ただし、今後の状況に応じて規制の詳細は随時見直される可能性がある。

なお、マレーシア国内では、12月3日にオミクロン型変異株の感染が1例発表されて以降、8日時点では追加の例は報告されていない。

(注)ケダ州ランカウイ島のみを対象とした外国人観光客受け入れの試験運用。11月15日に開始。ワクチン接種済みであることなど一定の条件を満たせば、隔離措置なしで滞在を許可する。

(吾郷伊都子)

(マレーシア)

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