3党連立による新政権発足、ショルツ新首相が就任

(ドイツ)

ベルリン発

2021年12月09日

ドイツ連邦議会(下院)は12月8日、社会民主党(SPD)のオラフ・ショルツ氏を新首相に選出した。ショルツ氏は首相指名選挙で707票のうち395票を獲得。新首相と新閣僚外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(添付資料表参照)はフランク=バルター・シュタインマイアー連邦大統領から任命状を授与され、就任宣誓を経て新政権が発足した。

連邦議会選挙(総選挙、2021年9月28日記事参照)の後、中道左派のSPD、環境政党の緑の党(Grünen)、中道リベラルの自由民主党(FDP)の3党による連立交渉(2021年10月15日記事参照)が始まり、2カ月半を経て「信号機連立」(注)による新たな政権がスタートした。SPDからの首相選出は2005年以来16年ぶりとなる。

首相選出に先立ち、3党が合意した連立協定書(2021年11月26日記事参照)は、12月6日までに各党の承認手続きが完了した。SPDは4日の臨時党大会での代議員による投票で98.8%の賛成、緑の党は6日に党員のオンライン投票(党員12万5,000人、投票率57%)で86%の賛成、FDPは5日の臨時党大会での代議員による投票で92%の賛成により承認した。

ドイツ産業連盟(BDI)は8日、新首相と新閣僚の就任に祝意を示した。他方、総選挙から新政権発足までの移行期間に急拡大した新型コロナウイルス感染への対応の遅れと、連立協定書で多くの政策が提示されつつも実施方法についての具体的な言及がないことを批判し、早急な対応を求めた。省庁再編については、経済・エネルギー省から経済・気候保護省への改編、交通・デジタルインフラ省からデジタル関連課題を集約したデジタル・交通省への改編、建設分野を所管する独立した省である住宅・都市開発・建設省の新設(2021年11月26日記事参照)はいずれも適切なものとして評価した。

(注)ドイツでは各政党がイメージカラーを定めている。SPDが赤、キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)は黒、緑の党は緑、FDPは黄。「信号機」はSPD、緑の党、FDPの組み合わせを表す。

(中村容子)

(ドイツ)

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