第3四半期のGDP成長率は前期比2.6%、回復が続く

(イタリア)

ミラノ発

2021年12月08日

イタリア国家統計局(ISTAT)は11月30日、2021年第3四半期(7~9月)の経済成長率を、前期比で2.6%、前年同期比で3.9%と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(季節調整済み)。イタリアでは、新型コロナウイルスの状況改善とともに、前期(4~6月)から回復が加速(2021年9月3日記事参照)。その勢いは第3四半期も続き、前期の2.7%の水準をおおむね維持するかたちで、3期連続のプラスになった。

需要項目別にみると(添付資料表参照)、輸送機器を除く全ての項目でプラスとなった。GDPの約6割と、需要項目中で最大の額を占める個人消費支出は、前期比3.0%増と伸長。0.1%増と微増にとどまった政府最終消費支出と合わせ、国内最終消費全体で2.2%増になった。また、総固定資本形成は1.6%増で、2021年第1四半期から伸び率は徐々に縮小しつつあるものの、3四半期続けてのプラス成長となった。加えて、同項目のうち機械設備が4.5%増と、前期の2.0%増からさらに伸びた。なお、2021年9月の鉱工業生産指数(建設業を除く)は112.0となり、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月の109.1を上回っている。そのほか、財・サービスの貿易は、輸出が3.4%増、輸入が2.1%増と伸長した。

2021年のGDP成長率は6%超えと予測、力強い回復に期待

直近3四半期において順調な回復をみせているイタリア経済だが、2021年全体の見通しも明るい。イタリア国家統計局は12月3日に発表した経済見通しの中で、2021年のGDP成長率を6.3%、2022年は4.7%とする見込みを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。いずれの年も、内需が成長に大きく寄与するとしているとしているほか、国際貿易の回復に伴い、輸出入も増加するとしている。

イタリア産業連盟も11月27日に発表したレポートの中で、2021年のGDPのリバウンドは力強いと表現、GDP成長率は6.3~6.4%になるとの見方を示し、10月時点の見込みから上方修正した。一方、第4四半期(10~12月)については、原材料や半製品の不足、加えてイタリアを含む欧州における感染再拡大により、成長が鈍化する見込みとしている。

(山崎杏奈)

(イタリア)

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