米ユナイテッド航空、燃料電池航空機開発ゼロアビアへの出資を発表

(米国)

シカゴ発

2021年12月15日

米国シカゴを拠点とするユナイテッド航空は12月13日、燃料電池航空機の開発企業であるゼロアビア(ZeroAvia)(本社:英国ケンブル、米国拠点:カリフォルニア州ホリスター)に資本参加することを発表した。ゼロアビアは2020年9月に、世界で初めて水素燃料電池を使用するエンジンを搭載した商用機の飛行を成功させており、2024年までの商業運航開始を目指して、19人乗り航空機での地上試験を間もなく開始するとしている(2021年7月14日記事参照)。

ユナイテッド航空は、ゼロアビアへの資本参加を通じて、同社から100%水素燃料電池利用のエンジン(ZA2000-RJ)を最大で100基購入する予定だ。早ければ2028年にも規制当局からの認証を受けた上で、ユナイテッド航空と提携する地域航空会社(ユナイテッド・エクスプレス)の小型航空機に搭載する予定という。

ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)は「燃料電池エンジンは、小型航空機におけるゼロエミッションへの最も有望な道の1つで、今回の投資により、ユナイテッド航空はこの重要な新技術の分野で優位に立つことができる」と発言し、「ユナイテッド航空は、自社の持続可能性への取り組みを進めるだけでなく、業界全体が採用できる技術やソリューションを特定し、支援する機会を探し続ける」と述べた。

また、ゼロアビアのバル・ミフタホフ創業者兼CEOは「ユナイテッド航空による支援は、他の先進的なパートナーとともに、持続可能な飛行の未来における燃料電池エンジンの重要性を示すものだ。今後10年で多くの乗客がゼロエミッションのフライトを利用することができるだろう」と述べている。

(藤本富士王)

(米国)

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