第3四半期GDP成長率は前年同期比11.9%、2021年通年は8~10%の見込み

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2021年12月23日

アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)は12月16日、2021年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率は前年同期比11.9%、前期比(季節調整済み)4.1%と発表した(添付資料図参照)。前年同期比では、新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい行動制限措置で生産活動が停滞していた2020年からの反動で、2四半期連続で大幅なプラスとなった。前期比では、感染第2波の影響でマイナスとなった2021年第2四半期(4~6月)から上向いてプラスに転じた。

産業分野別の成長率を前年同期比でみると、16分野のうち、マイナス0.8%の農業・牧畜・狩猟・林業と、0.0%の金融仲介サービスを除く14分野がプラスとなった(添付資料表参照)。特に12.7%の成長を記録した製造業の寄与度が最も高く、GDP成長率全体を2.2ポイント押し上げた。需要項目別に前年同期比でみると、民間消費、財・サービスの輸出、総固定資本形成がGDP全体を押し上げた。

国際機関やエコノミスト、政府による2021年の経済成長率の見通しは、8%から10%の間で見方が分かれている。中央銀行が12月3日に発表した国内外41人の民間エコノミストによる最新経済見通しの集計中央値(REM)によると、2021年の実質GDP成長率見通しは9.7%、2022年は2.5%の成長。OECDが12月1日に発表した「エコノミックアウトルック(経済見通し)中間報告」(2021年12月2日記事参照)によると、2021年は8.0%、2022年は2.5%で、9月時点の見通し(2021年7.6%、2022年1.9%)から上方修正された。政府が9月に国会に提出した2022年国家予算案(2021年11月12日記事参照)では、2021年は8.0%、2022年は4.0%の経済成長を見込んでいたが、マルティン・グスマン経済相は12月13日、2021年の実質GDP成長率は約10%を達成する見込みだと述べ、こちらも上方修正している。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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