国内での新型コロナ・オミクロン株感染者確認を受け、全ての入国者に隔離措置

(韓国)

ソウル発

2021年12月03日

韓国疾病管理庁は12月1日、国内で新型コロナウイルスの新たな変異株のオミクロン株の感染者が確認(注)されたことを受け、水際対策の強化を発表した。

1.防疫強化国の追加指定

ナイジェリア訪問後に入国した人がオミクロン株に感染していたことから、12月3日午前0時から、これまでの8カ国の防疫強化国(2021年12月1日記事参照)にナイジェリアを追加し、9カ国とした。

2.全ての入国者に対する隔離措置

12月3日午前0時から同月17日午前0時までの間、全ての国・地域から入国する韓国人と外国人に対し、ワクチン接種の有無に関係なく10日間の隔離措置を適用する。さらに、韓国に入国する際の隔離免除書は、葬式への出席や公務などに限定して発給する。

入国者のうち、(1)韓国人と長期滞在外国人は10日間、自宅隔離となり、(2)短期滞在外国人は10日間、臨時隔離施設での隔離となる。PCR検査は、3回(入国前、入国後1日目、隔離解除前)受ける必要がある。

(注)12月1日時点で、韓国国内で5人のオミクロン株感染者を確認。

(当間正明)

(韓国)

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