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米医療機器関連展示会MD&M、コロナ禍初の対面式で開催

(米国)

シカゴ発

2021年11月24日

米国医療機器関連展示会のMD&Mミネアポリス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(Medical Design and Manufacturing Minneapolis 2021)が11月3~4日、新型コロナウイルス禍以降で初めて対面式で開催された。MD&Mは、医療技術(医療品や医療機器・装置)とオートメーション技術(包装技術やラベル機器などの製造技術)を対象とした展示会で、アナハイム市(カリフォルニア州)とニューヨーク市(ニューヨーク州)、ミネアポリス市(ミネソタ州)において、計年3回開かれていたが、新型コロナ禍で中止やオンライン開催を余儀なくされていた。

主催者によれば、今回の展示会には日系企業30社以上が出展し、日系企業の出展社数としては過去最多になったという。新型コロナ禍での対面式展示会ということで、出展を決めた企業も多かったようだ。医療技術分野に出展した企業の多くは「期待以上の来場者と成果を得た」とコメントした。さらに、「医療分野では顧客が実現したいことについてのコミュニケーションが非常に重要で、デジタル展示会ではこれが不可能。やはり対面式であることが必須」といった声も聞かれた。出展者の中には、「日本帰国後の隔離が必要なことを勘案しても、状況を肌で感じ、顧客と情報交換することが重要」と判断し、日本から出張した担当部長もいたほどだ。

他方で、オートメーション技術分野をビジネスとする企業は「コロナ禍以前の展示会に比べ、商談件数は半数以下だった」と嘆く。医療技術分野とは対照的な反応だ。現在、米国では諸外国から国内への製造業回帰の流れに加えて、新型コロナ禍での人材不足が続いていることにより、オートメーション市場は拡大中だが、「エンジニアを含めた人材不足が深刻で、オートメーション化に向けた工場ラインの見直しや機械化への対応に手が回っておらず、展示会視察に出す人繰りさえ難航しているようだ」と分析した。

ミネソタ州は医療分野の連携のハブ

医療機器分野においては、許認可制度への対応に加え、病院や医師などの医療関係者や、保険業界、大手医療機器メーカーとの緊密な連携が求められる。ミネソタ州には、年間130万人以上の患者を治療するメイヨークリニックの本部が所在し、ミネソタ大学などが医療機器分野を専門とする学部を持つ。その結果、メドトロニックやボストン・サイエンティフィックなどの大手医療機器企業が本社や研究開発・製造拠点を構えており、ミネソタ州政府も関係者の連携を進める政策を実施している。

市場開拓のためには、米国の産業構造を理解した上での展示会選びと適切なアプローチが必要だろう。2022年のMD&Mは、ミネアポリス市で11月2~3日の2日間、開催される予定だ。

写真 開発ニーズを伝える姿が多く見られた医療技術エリア(ジェトロ撮影)

開発ニーズを伝える姿が多く見られた医療技術エリア(ジェトロ撮影)

写真 会場の70%を占めるモートメーション技術エリア(ジェトロ撮影)

会場の70%を占めるモートメーション技術エリア(ジェトロ撮影)

(橋本翼)

(米国)

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