シンガポールの大型イノベ・イベントSWITCH、大阪発スタートアップ参加へ

(シンガポール)

シンガポール発

2021年11月04日

シンガポールで11月8~15日に開催される毎年恒例のイベント「シンガポール・ウイーク・オブ・イノベーション・アンド・テクノロジー(SWITCH)」に、大阪発スタートアップ9社がオンライン参加する。SWITCH開催初日の11月8日には、大阪府とジェトロの主催でウェビナーを開催し、2025年開催予定の大阪万博とともに大阪のビジネス機会を伝える。

SWITCHは、シンガポール貿易産業省(MTI)管轄下の産業・貿易振興機関エンタープライズ・シンガポール(ESG)が2016年から毎年主催している国内最大級のノベーション・イベントで、2021年は新型コロナウイルス流行に伴い、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催し、内外のスタートアップ関係者や投資家、企業、政府関係者ら約1万5,000人が参加する予定だ。イベントでは、スマートシティやフードテック、5G(第5世代移動通信システム)など最新テクノロジーについて話し合う国際会議のほか、ネットワーキング、オンライン展示会などが行われる。また、世界中のスタートアップが競う恒例のピッチングイベント「スリングショット」の決勝戦も開催される。

今回のイベントに大阪から参加するスタートアップは、世界で初めて痛みを数値化する医療機器を開発したPaMeLa外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、二酸化炭素(CO2)排出を削減するマイクロ波プラットフォームのマイクロ波化学外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、本棚サイズの超小型植物工場を開発するスパイスキューブ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、世界最小級の携帯バッテリーを製造するCIO外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、音声会話の人工知能(AI)キャラクターを開発できるプラットフォームのススロボ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、テレワーク向け機器製造のアクトワークス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、度数を調整可能な眼鏡を開発するエルシオ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、地域特化型のメディアアプリのCiPPo外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、繊維業界向け管理プラットフォームのディープラストレーディング外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの9社。同9社はSWITCHを活用し、海外での事業拡大を目指し商談を行う予定で、ジェトロが支援する。

SWITCHは2019年から、通貨金融庁(MAS、中央銀行に相当)が主催する世界最大級のフィンテック分野の国際イベント「シンガポール・フィンテック・フェスティバル(SFF)」と同時開催している。両イベントの詳細はホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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