オランダ政府、1.5メートルの社会的距離の確保を再び義務化

(オランダ)

アムステルダム発

2021年11月26日

オランダ政府は11月23日、1.5メートルの社会的距離の確保を再び義務化することを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、同24日から適用された。同措置により、警察と特別捜査官(BOAs)による強制執行が可能となり、規則に従わない場合、95ユーロの罰金が科せられる。対象は18歳以上の全ての人で、同一住所に住んでいる場合を除き、大人および13歳以上の若者と1.5メートルの距離を保つことが義務となった。

ただし、例外は以下のとおり。

  • コロナエントリー・パス(ワクチン接種証明、24時間以内の陰性証明、回復証明)の提示が必要な場所(2021年11月4日記事参照)。
  • 在宅介護などの治療を受けている場合
  • 美容師やマッサージ師など、業務上距離を保つことが困難な職業(マスクの着用は義務)
  • 教育機関(初等教育、中等教育、中等職業教育、高等職業教育、大学)の生徒、学生、教師
  • スポーツ、芸術・文化活動(ダンスなど)を行う場合で1.5メートルの距離の確保が困難な場合
  • 空港や航空機内の特定の状況(チェックインや搭乗時など混雑して1.5メートルの距離の確保が困難な場合。事前のヘルスチェックとマスクの着用は義務)
  • 公共交通機関の利用時(マスクの着用は義務)
  • タクシーや長距離バスの利用時(事前のヘルスチェックとマスクの着用は義務)
  • 自動車の中
  • 介護ボランティア同士
  • 捜査官、介護提供者、消防隊員、保育施設職員、刑務所職員とおのおのの仕事で関係する人との間
  • 障害のある人または12歳以下の子供とその同伴者の間(同伴者と離れて外出できない場合)

(下笠哲太郎)

(オランダ)

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