韓国・シンガポール間のトラベルバブル開始、ワクチン接種証明にアプリを活用
(韓国、シンガポール)
ソウル発
2021年11月17日
韓国の中央防疫対策本部は、11月15日開始の韓国とシンガポール間のトラベルバブル(注1)について、シンガポールから韓国への入国に対する防疫体制を構築したと発表した。シンガポールとのトラベルバブルは、隔離免除書を所持していない外国人を対象に、海外でのワクチン接種を韓国国内でのワクチン接種とみなす初の措置となる。
トラベルバブルを利用するシンガポールからの入国者は、シンガポールでのワクチン接種後、渡航日まで最低14日間、同国内に滞在し、出国前に航空会社による韓国入国に必要な書類(注2)の確認を受けなければならない。また、韓国での滞在期間が8日以上の旅行客は、入国から6~7日目に医療機関において滞在者本人の負担でPCR検査を受診しなければならない。
韓国からシンガポールに出国する場合、韓国でのワクチン接種証明は「電子ワクチン接種証明書(COOV)」(2021年4月19日記事参照)がワクチン接種の国際証明書として利用可能となる(注3)。シンガポール入国の詳細は、シンガポール入国管理局(ICA)のホームページを参照願いたい。
(注1)シンガポールでは、ワクチン・トラベルレーン(VTL)と呼称。
(注2)(1)PCR検査陰性証明書、(2)ワクチン接種証明書(紙媒体または電子証明書)、(3)仁川空港コロナ19検査センターの事前予約確認証、(4)旅行保険証書〔3,000万ウォン(約291万円、1ウォン=約0.097円)以上の保証、韓国人または長期滞在者は不要〕。ワクチン未接種の乳幼児は、(1)および(2)は不要だが(3)は必要。
(注3)シンガポール入国の7~30日前に、シンガポール入国管理局(ICA)ホームページからワクチン・トラベルパス(VTP)の事前申請をした後、COOVのQRコードをアップロードすることが可能。
(当間正明)
(韓国、シンガポール)
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