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第3四半期のGDP成長率は5.4%、3期連続のプラス成長も減速

(香港)

香港発

2021年11月05日

香港特別行政区政府(以下、香港政府)統計処は11月1日、2021年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(推定値)を前年同期比で5.4%と発表した(添付資料図参照)。四半期ベースでは3期連続でプラス成長となったものの、前期(7.6%)からは2.2ポイント低下し、2期連続で減速した。

GDP成長率を需要項目別にみると、個人消費支出は前期の7.2%増から0.2ポイント低下して前年同期比7.0%増となった。政府消費支出は、前期(3.0%増)から1.1ポイント上昇の4.1%増だった。固定資本形成は、前期(23.9%増)から12.9ポイント低下して11.0%増となった。

貿易は、財輸出が前年同期比14.3%増と、前期(20.5%増)から6.2ポイント低下、財輸入も16.5%増と、前期(21.4%増)から4.9ポイント低下した。

サービス輸出は、前期(3.0%増)から1.0ポイント上昇して前年同期比4.0%増となった。サービス輸入については、前期(10.6%増)から4.2ポイント低下の6.4%増だった。

香港政府報道官は11月1日のプレスリリースにおいて、「世界経済の回復の継続と香港域内での新型コロナウイルスの感染抑制を受けて、香港経済の回復はより確かなものとなっている」と発言した。今後の予測については「世界経済の回復が香港の財輸出をさらに後押しするとみられる。しかし、感染力の高い新型コロナウイルスの変異種などの脅威や、多くのエコノミーが直面しているサプライチェーン面のボトルネックは、世界経済の下振れリスクとなり得る」「香港域内では、雇用および所得の改善や、電子消費券の配布が、短期的には引き続き消費関連セクターを下支えするだろう」と発言した。一方、英国の経済調査会社キャピタルエコノミクスのアシスタントエコノミストであるシーナ・ユエ氏は「香港経済の回復ペースは、中国本土からの観光が再開しない限り限定的となるだろう」と述べた(「サウスチャイナ・モーニングポスト」紙11月2日)。

香港政府は11月12日に、2021年第3四半期のGDP成長率の詳細および2021年のGDP予測の改定値を公表する。

(野原哲也)

(香港)

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