新規乗用車登録台数は4カ月連続で減少するも電気自動車は増加

(ドイツ)

ミュンヘン発

2021年11月09日

ドイツ連邦自動車局(KBA)は11月3日、2021年10月のドイツ国内の新規乗用車登録台数を前年同月比34.9%減の17万8,683台だったと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。4カ月連続で、新規乗用車登録台数が前年同月比で減少した(7月24.9%減、8月23.0%減、9月25.7%減)。2021年上半期の新規乗用車登録台数は前年同期比14.9%増だったが(2021年7月13日記事参照)、下半期に入り減少が続いている。

10月の低排出ガス車〔バッテリー電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)〕の新規登録台数は、BEVが前年同月比32.0%増の3万560台、PHEVは4.5%減の2万3,734台となった。新規乗用車登録台数全体に占めるシェアはそれぞれ17.1%、13.3%。BEVなどの購入時の新車購入補助金のうち、連邦政府負担分を2020年7月に倍増して以降(2020年7月15日記事参照)、BEVとPHEVの新規登録台数は急増してきた。しかし、2021年9月のPHEVの新規登録台数は13.5%増にとどまり、10月は減少に転じた。ドイツ経済紙「ハンデルスブラット」(2021年10月6日)は、PHEVはあくまでもBEV移行完了までの過渡期の技術といわれており、市場の傾向が変わった可能性がある、との専門家の見方を引用している。

2021年10月の国内乗用車生産台数は、ドイツ自動車産業連合会(VDA)の11月3日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、前年同月比38%減の23万7,000台となった。7月は26%減、8月は37%減、9月は44%減と、前年比での大幅減が続いている。1~10月では前年同期比8%減の約256万台となった。VDAは、生産台数減少の要因に半導体不足を挙げている。半導体不足による生産減を受けて、ドイツ自動車大手3社(フォルクスワーゲン、ダイムラー、BMW)の第3四半期(7~9月)の販売台数は、いずれも前年同期比減となった(2021年10月12日記事11月2日記事参照)。

(高塚一)

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