第4回輸入博、「食品・農産品」ジャパンパビリオンに89社・団体が出展

(中国)

上海発

2021年11月10日

ジェトロは11月5~10日に上海で開催の第4回「中国国際輸入博覧会」(CIIE、以下、輸入博)の「食品・農産品」ホールに、ジャパンパビリオン(以下、パビリオン)を設置した(2021年11月10日記事参照)。パビリオンの出展者数は89社・団体(酒類、水産・水産加工品、清涼飲料水・茶、調味料、菓子類、コメ・米加工品を扱うメーカーなど)と、ジェトロが2021年度において海外で出展する食品関連見本市としては最大規模の出展者数となった。

中国国内における新型コロナウイルスの感染拡大を受け、輸入博の主催者は全ての出展者や来場者に48時間以内のPCR検査およびワクチン接種証明書の提示を義務付けた。また、21日以内に感染者が発生した地域に滞在した人の入場を禁止した。厳重な新型コロナウイルス感染対策が講じられたことで、出展者やバイヤーなどが会場に入れないなどの混乱が生じた。

例年と比較して来場者数が少ない状況下ではあったが、出展者からは「パビリオン内での様子を生配信したところ、これまでにない規模の視聴数があった」「中国国内で輸入博への関心は高く、出展することは企業のPRにつながる」などのコメントがあり、商談以外の面でも輸入博への出展価値を見いだしていた。

写真 パビリオン内の商談風景(ジェトロ撮影)

パビリオン内の商談風景(ジェトロ撮影)

(高島寛)

(中国)

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