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物流クオリティーでグジャラート州が1位に、政府レポート

(インド)

アーメダバード発

2021年11月11日

インド商工省の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(11月8日付)によると、グジャラート州は「LEADS(Logistics Ease Across Different States)2021PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)レポート」で、国内の全31州・政府直轄州の中で物流効率のクオリティーの1位にランクされた。

同レポートは、E&Y LLPの輸送分野専門家チームが商工省と連携して作成したもので、2018年と2019年に続いて3回目となる。調査は2021年5月から8月にかけて実施され、物流の利便性に影響を与える3分野〔(1)インフラ、(2)サービス、(3)運営・規制環境〕の17指標に加え、4つの客観指標を加えた合計21の指標に基づいて、各州がスコアリングされている。

グジャラート州は3回連続で首位を維持したことになる。今回も全ての指標で高いスコアを得ているが、特に「許認可の取得のしやすさ」「州政府の物流向上に関するイニシアチブ」といった、州政府の政策に関わる指標で高評価を得た。州政府によると、同州は物流パークや港湾関連インフラの整備、優良な物流インフラの運営・開発モデルへのインセンティブ供与、物流分野での人材育成の推進などの強力な政策により、首位を維持しているという。

一方で、同リポートは「弱み」についても触れており、(1)モンスーン期の道路劣化による港湾アクセス道路の渋滞、(2)北部州向けの鉄道の遅延、(3)州運輸事務所(RTO)による不当停車要求、(4)輸送中の盗難の頻発などを指摘している。これらに対する提言として、(1)不当な停止要求に伴う非合法な請求を防ぐデジタルシステムの導入、(2)苦情処理メカニズムの強化、(3)盗難防止のための高速道路・主要道路におけるIT監視システムの導入などを示している。

ランキングではハリヤナ州とパンジャブ州が僅差で続いており、前回実施された2019年のランキングと比較して、ウッタル・プラデシュ、ウッタラカンド、ジャルカンド各州は顕著な改善が見られた優秀州として浮上している。また、インド全土を9つの地理的クラスターに分類し、クラスター間の比較も行っているが、適切な物流インフラが整備されているとして、西海岸クラスター(グジャラート、マハーラーシュトラ、ゴア)がトップとなっている。

インド政府は同レポートの趣旨について「得られた知見を基に各州・政府直轄領が評価・検討を行い、物流パフォーマンスをさらに向上させるための適切な戦略と優先順位をつけた行動計画を策定する契機とするため」と位置付けている。商工省は各州・政府直轄領と継続的に関わり、物流パフォーマンスの改善を支援・促進する意向だ。

(古川毅彦)

(インド)

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